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不思議なファンタジー世界での双子の旅路を描く、劇場短編アニメ『もし、これから生まれるのなら』
幻想的な旅路を映す予告編&少女の決意を宿すキービジュアル解禁

東宝が仕掛ける才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」によるオムニバス映画『GEMNIBUS vol.2』。その中での唯一のアニメーション作品、『もし、これから生まれるのなら』の最新情報が解禁となりました。

もし、これから生まれるのなら

本作の監督を務めるのは、個人制作のショートフィルムが国内外の映画祭などに出品され、YOASOBI「海のまにまに」のMVやポケモンWCS2023アニメPV「キミに会えた!」など、数々の話題作を手掛け、その繊細かつダイナミックな映像美で注目を集める土海明日香。本作品では、「生」と「死」が隣り合わせにある幻想的な世界を描き出します。さらに、本作の音楽を担当するのは前衛的かつ叙情的な響きで舞台・映画音楽を牽引する原摩利彦。作品のテーマの根幹を成す主題歌「Lullaby」を歌い上げるのは、坂本美雨。映画『国宝』の主題歌「Luminance」(作曲:原摩利彦、作詞:坂本美雨)でも共作した“国宝級”の二人が再びタッグを組み、美しくも残酷な異世界の旅路を、優しく、そして荘厳な音楽で包み込みます。

本作の完成に際し、土海監督は「『今、生きていること』のあたたかな手触りを、あらためて感じてほしい。そんな思いを込めてこの映画を作りました。」と作品への熱い思いを語り、主題歌「Lullaby」作詞・歌を担当した坂本は「生まれたこと自体が爆発的な祝福であり、歓びなんだ、と感じながら歌いました。」、本作品の音楽・および主題歌「Lullaby」作曲を担当した原は「この作品の音楽を作ることを通して、ひとが生まれてくる前の、もしかしたら私たちがただ忘れてしまっただけの世界に少しだけ触れられた気がする。」と、本作に寄り添う温かいメッセージを綴っています。

この度、本作の世界観を凝縮した予告編が到着しました。やわらかな光と幻想的な色彩に包まれた、静謐でどこか切なさを帯びた映像美が印象的な仕上がりとなっています。描かれるのは、母親の胎内を思わせる、美しくも不思議な惑星。そこで目覚めた双子の子どもは、時折現れる不思議なモノたちに導かれ、まだ見ぬ母親に会うための旅に出ます。「ここから先、悲しみがお前らを包むだろう」という言葉が予感させる、美しさの裏に横たわる過酷な現実。それでも「一緒に生きたいから」「きっと大丈夫」と互いの手を強く握りしめ、前へと進む二人。「十月十日(とつきとおか)」を壮大な冒険に例え、現実世界で悲しみを抱える母親と、その元へひたむきに向かおうとする子どもたちの想いが交錯する、切なくも温かい映像体験にご期待ください。

併せて公開されたキービジュアルには、薄暗い世界の中で、差し込む暖かな光に小さな手をかざす主人公の姿が描かれています。「生」を受けることへの恐れを抱く彼女が、光の先に見出したものとは――。『もし、これから生まれるのなら』というタイトルは、不安の中で揺れ動く主人公自身の心の声であり、これから過酷な世界へ踏み出そうとする、彼女の静かな決意と希望が込められています。

Comment

土海明日香(監督・脚本)
これから生まれる命は、何を思い、この世界の何に生きる意味を見出していくのだろうかと、考えることがあります。
生きていれば、なにかを失い、傷ついていく。
それでも、ふとした瞬間に感じる世界の彩りは、今を一緒に生きる人たちと分かち合うことができると信じています。
「今、生きていること」のあたたかな手触りを、あらためて感じてほしい。
そんな思いを込めてこの映画を作りました。

坂本美雨(主題歌「Lullaby」作詞・歌)
わたしたちはなにも持たずに生まれて、すこしの間ここにとどまって、なにも持たずに消えていく。
その間にどんな功績を残せるか、ではなくて、生まれたこと自体が爆発的な祝福であり、歓びなんだ、と感じながら歌いました。

原摩利彦(音楽、主題歌「Lullaby」作曲)
時折、息子は自分が生まれる前の話をする。
外国の海辺に住んでいて、望遠鏡でママを見て「名前は知らないけれど、お腹の中にいくよ」と予告状を出したらしい。
この作品の音楽を作ることを通して、ひとが生まれてくる前の、もしかしたら私たちがただ忘れてしまっただけの世界に少しだけ触れられた気がする。
双子の子どもたちが母親と一緒に、これからずっと幸せでありますように。
そう願って音楽を作りました。


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